【野球】もう一度おさらい!グラブの基礎

  • baseball
  • 2017.08.01

ポジション別のグラブが生み出されて40年が経ち、今ではすっかり当たり前の話ですが、野球をやったことのない方は「違うのは色くらいでしょ?」と思われているかもしれません。グラブはグラブなので、どのポジションでどのグラブを使っても構わないは構わないのですが、それぞれのポジションで動きや飛んでくる打球の特性があるので、ポジションに合ったグラブを使うのが既に常識になっています。

一般的に、内野手は小さめのグラブ、外野手は大きめのグラブを選ぶことで、最大限のパフォーマンスを発揮できると考えられています。ウェブの形も、グラブを選ぶ時のポイントとなります。ボールの握りが見えないように投手用は一枚革のタイプになっていますし、ボールの回転を上手く止められるような革のパーツではなく革の紐を編み込んだタイプなど、かなりの種類があります。

いろいろなデータからメーカーさんがプレーしやすさを想定して作っていますが、個人の好みは絶対にあります。手の大きさだって握力だって違うわけですから、型にはまる必要はありません。

同じように見えるグラブでも、ちょっとしたつくりの違いや革の質の違いで、手にはめてみると大きく違いがあります。グラブは手作りなので、同じ品番であっても個体差もあります。ですから、グラブを購入する場合は、できるだけ店頭に行って実物をはめてみてから選ぶことが大事です。

キャッチングで選ぶ!内野手用

ポジションに合ったグラブであれば、大きさは好みで選ぶ人もいます。内野手も外野手も守備練習が大切ですが、内野手に多い捕り方が当て捕りです。

この捕り方は、打球をつかまずに、グラブのポケットに当てて捕ります。通常とはポケットの位置が異なり、掴み捕りよりも、素早くボールを握りかえることができるというメリットがあります。この技術を使う場合のグラブは、よく開くグラブが適しています。

手が奥まで入ると、操作しやすいです。当て捕りは、簡単な技術ではなく、日々の練習によって上達する技術です。内野手で技術力を向上させたい人は、自分に合ったグラブを使って練習することで、徐々に上手くなっていきます。

小学生の場合、まだ握力がなく指が細い子供も多いです。指袋に余裕ができてしまうグラブだと、ボールをつかむ時にずれてしまうことがあるので、事前に指袋を確認しておくことが大切です。

メーカーによっては、商品タグにサイズが表記されていないグラブもあるので、店員に確認してから購入します。



ウェブでバランスが変わる!?外野手用

ウェブは、内野手志向ならクロス系ウェブ、外野手志向であればショック系ウェブを選ぶケースが多いです。先軽、先重、閉じやすい、開きやすいなど、様々なモデルがあるので、最も使い心地が良いものを選びます。

ポジション別のグラブを選ぶ時に注目するポイントのひとつが、ウェブです。ウェブとは、親指と人さし指の間にある網の部分を指します。ピッチャーは、様々な球種を投げ分けるので、打者から見えないように隙間がないウェブを使っています。

一方、野手の場合は、ウェブに隙間があるタイプを使っていることが多いです。空間部分が多いと、グラブ全体が柔らかくなります。全体的に柔らかいと、打球に対してグラブが対応しやすくなります。ただ、強い打球を処理することが多い三塁手の場合は、あまり隙間が広いとボールが挟まってしまうことがあるため、隙間が狭いウェブのグラブを選ぶ選手が多いです。グラブ選びでは、操作性と安定性の比率も重要です。



タテ捕り、ヨコ捕り、ミットもいろいろ

野球では、ポジションごとに専用のグラブがあり、野球の技術を磨くには道具も良いものを選ぶ必要があります。

キャッチャーミットは、捕手用です。捕球面が広くて小指と親指の部分が分厚くなっています。捕手は、グラブで球を捕る役割を担っているため、キャッチングのしやすさは重要です。ミットには、タテ型とヨコ型があります。タテ捕りもヨコ捕りも、それぞれメリットとデメリットがあります。慣れてくると、臨機応変に使い分けることができるようになります。

最近は、MLBの影響でファーストミットに近いタイプのキャッチャーミットも人気を博しています。ただ、このタイプを選ぶ場合は、握り替えしやすいように型作りをしておきます。

ファーストミットは、グラブの中で最も大きく、捕球部が広くなっています。送られた球を確実に捕球する必要があるため、ポケットも大きいです。一塁手の場合は、送球するシーンがあまりないので、深捕りが主流となっています。



今回はポジション別グラブの基礎をお送りしました。初めにもお話した通り型にはまる必要はありません。プロでも内野のセンターラインでサードくらいの大きさのグラブを使う選手もいますし、外野でもそこまで大きくないグラブを使う選手もいます。また、同じものでも様々な型に変化させることができるのがグラブです。閉じ方の型づくりはもちろん、革紐の締め具合、巻き方を変えればガラッと違うグラブになります。長所を生かせるスタイルに作り上げていくのもいいですし、補う形で大きさやモデルを選んでいくのもいいでしょう。

近年では軽量性を重視したグラブや、手の動きにより合わせた設計をされているグラブもあります。基本形がほとんど固まって久しいグラブですが、加工技術や設計技術の進歩でまだまだ進化しています。用具規則も変わって見た目もこれまでとは違うグラブも出てきますので、自分で使うグラブはもちろん、プロがどんなものを使っているのかも注目です。

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