軟式野球が大きく変わる!?「次世代ボール」いよいよ登場!

  • baseball
  • 2017.10.17

少年野球や中学校の野球部、草野球のプレイヤーや携わっている人たちは敏感になっているであろう軟式ボールの変更。少年野球と中学軟式の全国大会は2019年度からの採用となっているのでまだ先ですが、筆者も含め草野球のプレイヤーと高校軟式のプレイヤーは2018年度から変更ということで、もう対応を急がないと間に合わなくなってしまいます。

札幌スポーツ館に早々に出揃ったボールを実際に確認しながら、どんなことが必要なのか検証していきたいと思います!

規格と意匠の変更点

まずは何はともあれ変更点の確認。

ナガセケンコー株式会社資料より

これまでのA号B号がM号に統合され、C号がJ号に変更されました。

大きさですが、A→Mは変更なし、B→Mは2mm大、C→Jは1mm大となっています。大きさの部分は投げる際に違いを感じることが多いかと思いますが、ディンプルも変わり縫い目の形状も変わっているので、どちらかというとそこで違いを感じる部分が大きいかと思います。

重さはB号から変更となる中学生の場合は重たくなるのは言わずもがな(3g増)、A→Mも2g増、C→Jも1g増です。重さは投打の両方の感触に影響しますが、個人的な見解で言えば投げる方に関しては慣れかと思います。小さい子や成長期の子は気を遣った方が良いのは確かです。それでも、3gの違いで肩肘が…ということになると、今までもボールの個体差でこのくらいの違いは出ていたはずなので、ボールが変わって故障してしまったというのは言い切れないでしょう。ただ、慣れるまで、同じ球数を投げても疲労の蓄積が増すことは考えられますので、慣れるためにたくさん投げなきゃ!というのはNGとした方が良さそうですね。

あとは反発と圧縮荷重の値ですが、要は「弾みにくくつぶれにくく」なったということかと思います。いろいろなところで謳われてきた通り、より硬式球に近くなっています。


次に意匠=デザインの変更点。見た目の話なので一目瞭然なわけですが、ディンプルと呼ばれる表面のくぼみの形状が大きく変わっています。

ディンプルは女子力高め(?)なハート形に変更されています。これまでの軟式ボールやゴルフボールと一緒で、ここが変わると空気抵抗の受け方が変わるので、飛距離や変化球の曲がり具合といった部分に大きく影響してきます。弾みにくくなっているということは、従来ボールよりも打球が飛びづらくなっているということでもあります。その弾性による飛距離の不足部分を、新意匠による効果で補うことが明記されていますので、これまでよりもスピンをかけた打球の方が飛距離が伸びるのではないでしょうか。


また、縫い目の数も硬式ボールと同じ数に変更されています。

形状自体も変わっていますので、ピッチャーの方は来年新球でスタートするまでに、感触と変化度合いを確認した方がいいですね!大きさ・重さの部分もありますし、縫い目とディンプルの効果で、これまで以上に使える球種・使えない球種を見極めておいてください。



他の道具は何か変えておく??

本質は変わらないですし、実際に新しいボールを使ってプレイしてみるまで必要性は分からない部分が多いですが、考えられうる点をいくつか挙げていきたいと思います。

・グラブ:グラブはこれまで通りで構わないでしょう。あえて挙げるとすれば、打球の質が重くなることは考えられうるので芯がヘタっていたりすれば買い換えた方が良いのかもしれません。プレイスタイルや観点にもよりますが、弾まなくなる分スピーディーな動きが要求されてくると思いますので、よりハンドリングしやすく開閉しやすい状態に整えておいた方が良いでしょう。

・バット:バットが一番影響が出てきそうなところです。YouTubeなどでいろいろと検証動画もアップされたりしています。従来ボールでも十分に飛距離が出せるパワーがあればそれほど大きな影響はなさそうですが、少し柔らかめなウレタンを使っている複合バットは効果が薄れそうです。ボールの潰れた後の復元力と、バットのウレタン部分の潰れた後の復元力とを大きく利用しているバットは不向きになる可能性が高い、ということですね。いずれにしてもしばらくはこれは飛ぶ・これは飛ばないといった議論は激しく交わされそうです。バットを製造しているメーカー各社も、データの絶対数が集まってから完全に対応したバットをリリースしてくることになりますので、まだしばらくは様子見した方がいいでしょう。

・スパイク:プレイしてみて感じた細かい部分に合わせていくことになりますが、内野のプレイヤーは動きに影響が出ることが考えられます。より軽量なモデルにして動きやすくしたり、腰を落としたり前傾姿勢が多くなる可能性があるので安定感のあるモデルにしたりと、工夫が必要になるかもしれません。

・その他:影響がありそうなものとしてはキャッチャーの防具関係ですが、これまでの規格のもので問題ないようです。とは言え、数年来使用していて経年劣化が考えられるものはボールが変わる・変わらないにかかわらず破損リスクは高まっていきますので、注意してください。その他としては、中にはエルボーガードやレッグガードといったバッター用のプロテクターを考えているプレイヤーはいるようです。打撲で済んでいたものが骨折に、ということは考えにくいですが、当たったときの「痛さ」は確かに違いそうです…。



たかがボール、されどボールです。変わったボールに対応できているかいないかで、来年のいつも出場している大会の勢力図    も変わってきそうですよね。国内で力を示しているプロも、国際大会となると…というのは耳にするのに慣れたお話です。その ためにも早めに新ボールを揃えて、冬の間に慣れておきましょう!札幌スポーツ館でもしっかり在庫を確保しておきましたので、個人でもチームでも、しっかり揃えて備えてください!



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